Muscariの生息地と花言葉
人類史の中で初めて埋葬用に手向けられた花と言われるMuscari(ムスカリ)は、北は北欧のバルト海沿岸から南はアフリカのサヘル地方に到るまで分布し、「明るい未来」もしくは、
「失望」という花言葉を持ちます。
Muscariの身体的特徴
青く鮮やかで小さないくつもの蕾が逆さに吊り下げられ、神楽の鈴の様に密集した形態を持ち、その形は穂状もしくは総状花序とも呼ばれます。
ちなみに、総状花序は英語で”raceme” と言いますが、これは「ブドウ」を意味するラテン語に由来していて、ブドウの房状に実をつける形態からその名がつけられています。
植物に対して普遍的に抱かれる、茎の先に一つの花、一つの実というイメージとはかけ離れた形態を指す用語として、生活の中で何気なく目にする果物を意味する”raceme”の名がつけられたことは、当たり前に見ているものに秘められた不思議さを感じさせます。
Muscariの名の由来
また、muscariという学名は、英語の祖先であるギリシャ語における”moschos”という単語に由来しています。
意味は「麝香(じゃこう)」であり、この花のほんのりと甘くさっぱりとした香りからこのような名前がつけられたと言われています。
Muscariの花言葉に纏わる話
Muscariの花の柔らかな香りは咲けば空気を満たし、ミツバチや蝶を引き寄せます。
そして、虫達を惹き付ける要因は香りの他にその開花時期にもあるのかもしれません。
というのも、霜が降りて間もない時期に植え付けられたムスカリは冬の終わりに花を咲かせます。つまり、ミツバチなどの虫にとって、まだ食料源が少ない3月や4月といった春の初めに咲くことで、昆虫に新たな年の始まりを告げます。
その様子から、そして成長し伸びた茎の先から無限に花を咲かせる、総状花序ならではのムスカリの特徴から、人にとってこの花は再生や未来への希望の象徴となり「明るい未来」という花言葉は与えられました。


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