23. gomphrena/センニチコウの話

Gomphrena

センニチコウの学名の由来と花の歴史

センニチコウは学名では”gomphrena”と綴られ、ラテン語で「くさび」を意味する”gomphos”に由来します。

そこから派生して永遠を意味する花になったと言われるこの植物は、1737年当時植民地時代のアメリカに初めて現れました。

1767年4月2日、トーマス・ジェファーソンは、彼自身が綴った記録によると、父の代から所有され、少年時代を過ごした土地シャドウェルにおいて、初めてその種を植えたと言われています。

今から200年以上前に、アメリカ大統領だった彼によって設計され、世界中の植物が集められた庭園がありました。

モンティチェロと呼ばれるその場所の一角を、この花は今も彩っています。

世紀を同じくして、ネパールにもこの種が伝わったと言われています。

10月から行われる収穫祭にて、祝いの花輪となり収穫祭を飾るこの花を、1855年当時のネパール首相ジャンガ・バハドゥルはイギリス訪問の際、乾燥花として贈ったそうです。

ちなみに現地では、サンスクリット語の発音で”rakta mallika”と呼ばれ、”rakta”は「血」を、”mallika”は別のモクセイ科の種であるジャスミンを意味します。

センニチコウの2つの種―gomphrena  globosaとgomphrena  haageana

センニチコウは他の花と同様に場所によって異なる名と、名前に込められた意味を持っており、その一つとして、日本では花の丸い形にちなんで団子花と呼ばれています。

センニチコウの中にはgomphrena  globosaという種が存在します。

日本にて団子花と呼ばれるように、この花の特徴的な丸い容姿から、ラテン語でも球形を意味する”globosus”を種小名globosaの由来としています。

その柔らかい見た目に反し、この花は丈夫な身体を持ち、種子もまた厚い殻に覆われ、色は赤褐色で艶があり、腎臓の形をしています。

開花時期は夏から初秋にかけての6月から9月であり、パナマやグアテマラを含む中央アメリカを原産地として持ち、乾燥した熱帯地帯を生息地としています。

熱気と乾燥に強い丈夫なこの花は、過度な湿気を嫌がります。

このgomphrena  globosaという種には近縁種がいます。
学名をgomphrena  haageanaといい、センニチコウに対してキバナセンニチコウと呼ばれる北アメリカを原産とする種で、センニチコウより約1ヶ月遅れの8月から11月の間に花を咲かせます。

そして、センニチコウと同じように小さく目立たないトランペット型の黄色い花を、その毛深い苞葉の中に咲かせます。

苞葉もまた温かみのある明るいオレンジ色をしていて、苞葉に加えて茎にも毛が生え、茎の先からは鋸歯のある葉を形成します。

種子はセンニチコウと同様に光沢のある褐色で、腎臓の形をしています。

この花の種子には風に飛ばされるための翼がついています。

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