Calenduraの名の由来
Calendura(カレンデュラ)とは学名であり、ラテン語で”月の初めの日”という意味の”calends”をその名の由来としています。
その理由は、この植物の花期が長いことにより、毎月のように花を咲かせているように見えることからCalenduraという名がつけられたそうです。
それは、ヨーロッパではポットマリーゴールドと、中国や日本では金盞花(きんせんか)とも呼ばれています。
Calenduraに纏わる物語
16世紀、英国に生きた劇作家ウィリアム・シェイクスピアは自らの戯曲の中で、キンセンカを「太陽と共に眠りに就き、太陽と共に泣きながら起きる花」と表しました。
ギリシャ神話における伝説の中で、太陽神と少年の物語があります。
神の一柱である太陽神アポロンには恋仲にあった少年がいました。
名をクリムノンといい、太陽が沈む夜、少年はとても寂しがりました。
少年とアポロンの関係をよく思わなかった他の神は、あるとき雲を操り8日の間空を覆い、太陽を隠し続けました。
絶望した少年は衰弱し、やがて命を落としました。
空は晴れ、ようやく姿を現したアポロンは少年をキンセンカに変え、自らと同じ輝きをその花に与えました。
そのため、キンセンカは太陽が登る朝に花を開き、夕方には萎んでしまうとされています。
Calendura officinalisの特徴
金盞花の中でもポットマリーゴールドと呼ばれる種があります。
日本では唐金盞花(トウキンセンカ)を指し、小さな花を持つ姫金盞花(ヒメキンセンカ)というもう一つの種に対し、この花は大きく厚みのある容姿をしていて、大きな花序に橙色や黄色の小さな花弁を豊富につけます。
また、祈りのために飾られたマリーゴールドがあるのに対し、医療の用に供されてきた歴史を持つ金盞花ですが、中でもこの唐金盞花は”Calendula officinalis(カレンデュラ・オフィシナリス)”と呼いう学名を持ち、”officinalis”にはラテン語で「薬用の」という意味があります。
Calendula arvensisの特徴
小柄な姫金盞花は「フユシラズ」という別名で知られ、多くの花を咲かせ、地上に広がるという特徴を持ちます。
唐金盞花に対し、野生のcalenduraとして知られるこの種は、唐金盞花よりも尖った葉を備え、学名をCalendula arvensis(カレンデュラ・アルベンシス)といいます。
そして、”arvensis”とはラテン語で「野原の」という意味を持ちます。
日本には江戸時代に渡来し、もう一方の唐金盞花よりも先に渡ったため、姫金盞花は別名では本金盞花(ホンキンセンカ)とも呼ばれるそうです。


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