7. Muscari armeniacum、Muscari neglectumとMuscari azureum

Muscari

Muscari armeniacumの住処と特徴

Muscari armeniacum(ムスカリ・アルメニアカム)は地中海の東、カスピ海沿岸地域のコーカサス山脈を原産に持ち、語源となったアルメニアを含む地域を中心に広がることからこの名はつけられました。

世界最大の花の公園と言われるオランダのキューケンホフ公園には、庭園をうねるMusariの青い川が存在し、その川は前の記事で扱ったbotryoides(ボトリオイデス)種とその種に対し、一回り大きな花をつけるこのarmeniacum種によって作り上げられています。

さらにarmeniacum種は、comosum(コモサム)種が食用であるのに対し、飲料の着色料や香料として使用されることがあり、この種が含むフラボノイドという色素によって染められた液体は素朴な青色に変化します。

Muscari neglectumの住処と特徴

分布範囲をさらに東に進めてみると、パキスタンを含む中央アジアにはMuscari neglectum(ムスカリ・ネグレクタム)という種の花が咲いています。

この種は、他の種が青紫や藤色といった鮮やかな色であるのに対し黒く渋い青色をしています。

北欧を除くヨーロッパのほぼ全域と北アフリカ、西アジアに到るまでムスカリの中でも広大な範囲を原産地として持つこの種の花は、botryoides種やarmeniacum種と同様、先がすぼんだ壺状の形をしています。

Muscari azureumの住処と特徴

一方で、その形と色からneglectum種とは真逆の姿をしたMuscari azureum(ムスカリ・アズレウム)という種も存在しています。

この種は他の種に比べ、アナトリア半島という限られた範囲を原産とし、neglectum種やbotryoides種の花が壺型に咲くのに対し、花の形は縁が広がった鐘型をしています。

また、花の色は空色を呈し、”azureum”がラテン語で「明るい青色」を意味することから、種名としてazureumという名が付けられています。

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